【神奈川】火事後の消臭処理は煤除去だけで安心なのか？

火事が起きたがボヤ程度だったので、煤だけ落とせば消臭できると思っていませんかれていませんか？

実は、見える範囲だけの煤を落としただけでは完全消臭はできていませんし、正しい清掃をしないと私たちの健康に危険を及ぼす可能性があります。

また、最近では神奈川県を含め、日本全体で火事が多く発生しているため、こうした災害は他人事ではなくなってきています。

では、火事が起きた際に煤の清掃や消臭はどのようにすればよいでしょうか？

ボヤ火事から大火事まで多くの実績を誇る、火事消臭専門のラスティックが、現場での経験・知識を用いて解説いたします。

実は煤（スス）には危険がたくさんある

煤（スス）とは、不完全燃焼でできる物質で、酸素の供給が不可能で正常な燃焼ができず、一酸化炭素が発生している状況を表します。

煤は粒子が大変細かく、大きさでいうと「PM2.5」くらいの粒子状物質です。

「PM2.5」は一般的なマスクのフィルターでは塞ぎきることができないといわれているため、相当小さいことがわかります。

「でも目に見える煤が取れていればいいんじゃないの？」

と思いがちですが、人間の目だけでは細かすぎる粒子を見極めることに限界があり、目に見えなくても大気中に確実に残る物質なのです。

それが体内に入り混むこと、私たちの健康に被害を及ぼし、呼吸器障害やアレルギー性疾患、中にがんに繋がるとも言われています。

神奈川県の火事発生件数

神奈川が公表している令和3年版消防統計の市町村別火災状況によると、神奈川県全体での火災が一年間で1,804件報告されています。

単純に計算すると、神奈川県だけでも1日に約5件の火事が発生しています。

これはあくまで神奈川県だけでの統計ですので、日本全体で考えると、一日にもっと多くの火事が発生していることが考えられます。

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どうすれば「消臭」できるの？

臭いは「臭いの元」を取り除くことで、消臭できます。

主な方法は以下のとおりです。

・罹災物回収、処分
・延焼箇所解体
・スス除去清掃
・防臭処理

罹災物回収、処分

【羅災】とは地震・火事などの災害にあうことを指します。

火事によって発生した建物の破片や廃棄物の回収、処分を行い臭いの元を無くしていきます。

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延焼箇所解体

焼き焦げ具合の範囲が広く、原状回復が不可能な場合には、建物自体を壊す解体を検討します。

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スス除去清掃

被災した周りには、煤が大量に付着しています。

煤は独特な悪臭を持っており、これを完全に取りきらないと臭いは無くなりません。

また、煤は専用の薬剤や機材を使用しないと完全除去が難しいため、業者に依頼するのが一般的です。

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防臭処理

ススはとても小さな物質であるため、一度付着すると清掃だけでは取り除くことができない場合もあります。

除去清掃で取り切れない煤は、特殊コーティングを行い臭いを塞ぎこみます。

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原状回復させるには多数の業者が必要！？

火事現場を原状回復させるためには、廃棄物の回収、解体、清掃、消臭・除菌作業、など様々な工程が必要となってきます。

これだけみれば多くの業者を必要とするように見えますが、実はそうではありません。

専門業者に依頼すれば1社で施工することがが可能です。

一貫して行える火事の原状回復業者の方が、要望や融通も聞かせやすく、何度も同じ説明をする手間も省けることができるためおススメです。

専門業者に依頼すると費用が高くなる？

火は燃え広がると一気に広がっていく性質があり、それに伴い煤も同じように一気に広がっていきます。

一般的には、ボヤ程度の火事でも消臭・清掃範囲が広いため、もちろん費用は多くかかってきます。

それをカバーするために、「火災保険」があります。

保険会社にもよりますがほとんどの場合、火災保険でカバーすることが可能ですので、まずは自身が契約されている保険会社に連絡してみましょう。

保険会社にうまく火事の状況を伝えられない時には、火事消臭の専門業者に相談しながら1つずつ前に進めていくことで、トラブルのリスクを回避することもできます。

火事後の消臭作業はお早めに

前半では、煤の特性や神奈川県の火事発生状況についてお伝えしました。

火事は、実は私たちの身の回りで頻繁にきており、いざ発生すると危険物質もたくさん発生させます。

もちろん、見た目や臭いも重要ですが、一番は健康被害に影響を与えることが脅威です。

もし、ここまで記事を見てくださった中で、火事後の消臭や清掃でお悩みの方がおられましたら、場所問わず、まずは一度ご相談ください。